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偏差値40と60の計算問題

中学受験の第1問で必ず出題される計算問題で、(A)は偏差値45未満(40前後)、(S)は60以上の、小学6年生向けの還元算の問題です。偏差値60以上の中学に合格できる力があれば(S) を1分以内で正答できます。

時間をかければ誰でも解けますが、この程度の問題を進学校の高校生が解けなかったりします。中学で易しい問題しか解いてこなかったことが原因です。

大学受験ではさらに複雑な計算をより要領よく解くことが要求されますので、この程度の基本問題は(時間にゆとりのある)小学生のうちにスラスラ解けるようになることが肝要です。正しい指導を受ければほとんどが解けるようになりますから、小学生のうちに挑戦した方がよい算術です。

還元算は中学受験の基本で早ければ小2遅くても小4では指導しますので、この程度の問題は中学受験生ならば誰でも解説なしで解けますが、公立小に通っているだけでは教わらないので解けません。そこで、ある程度の計算力がある小6生ならば誰でも理解できる程度に、還元算の公式を示しながら(A)を詳解します。(A)が解ければ、時間はより長くかかりますが(S)も必ず解けます。

 

ちなみに、2018年度の中学受験の偏差値(合格可能性50%)は、

開成(67),聖光学院(65),栄光学園(61),浅野(60),慶應普通部(60),慶應中等部(男59,女66),逗子開成(54),平塚中等(51),鎌倉学園(50~51),

桜蔭(67),女子学院(65),フェリス女学院(61),横浜双葉(54),湘南白百合(47),清泉女学院(42),聖園女学院(39~40),

山手学院(46~48)、日大藤沢(42)、自修館(39)、東海大相模(31)、相洋は圏外で30未満です。